「熱狂的Talker」中田敦彦 #7




7人目はオリエンタルラジオの中田敦彦さん。

この方からは『情報整理力』『話術』『プロデュース力』『ビジュアルの4つのブランド力を学ばさせて頂きました。

あっちゃんカッコイイ!!ペケポン!!!!!

プロフィール

 

参照画像:PRESIDENT Onlineより

来歴

❏名前:中田 敦彦 (なかた あつひこ)

❏1982年生まれ。佐賀県出身。

❏慶応義塾大学経済学部卒業後、芸人「オリエンタルラジオ」を結成し2005年にデビュー。その後は音楽ユニット「RADIO FISH」、アパレルブランド「幸福洗脳」、オンラインサロン「PROGRESS」、YouTubeチャンネル「中田敦彦のYouTube大学」、その他多数の書籍出版、など枠にとらわれない多方面での活動を次々と成功させ、現在の活動に至る。

何をしている人なの?
  1. 芸人『オリエンタルラジオ』
  2. ダンス&ボーカルユニット『RADIO FISH』
  3. アパレルブランド『幸福洗脳』プロデュース
  4. YouTuber (メインチャンネル登録者数:326万人 ※2020年12月現在)
  5. オンラインサロン「PROGRESS」(会員数:3700人 ※2020年12月現在)
  6. カードゲーム『XENO』開発者

「中田敦彦」という価値

今や彼の名を知らない人はいないのではないか?と思ってしまうほどの”知名度”と”影響力”を持つあっちゃん。『武勇伝』で初めて認知したあの日から、インテリ系キャラ、エヴァンゲリオン芸人、しくじり先生、パーフェクトヒューマン、そして中田敦彦のYouTube大学に辿り着くまでの彼の変遷を、画面越しではありますが見届けることが出来たのは凄く感慨深いモノがあります。

そんな中でも一際彼に魅力を感じるようになったキッカケは『しくじり先生』での彼の「星の王子さま」の授業でした。

自分が知り得たモノの伝達、またそれにおける解釈などをこんなにも分かりやすく、熱量を込めて人に伝えられるものなのかと。かなりの衝撃を受けたのを今でも覚えています。当時見ていたテレビの中でもダントツで「しくじり先生」のあっちゃんの授業が好きでしたね。

それらを踏まえた上で一体僕は彼の具体的な何に魅力を感じたのでしょうか?

今の僕の中での言語化で表現すると

理解し難い”複雑性”を持ったモノを”単純化”させる「情報整理力」と「熱狂的話術」

だと思っています。

彼がYouTubeの世界で大ヒットし、今や300万人以上のチャンネル登録者数を獲得出来た理由にはまさにこの力にヒントがあるのではないかと思うのです。そんなの探求する価値しかないですよね。そんなワケで今回は僕が感じるこの彼の力の秘密を『中田敦彦のYouTube大学での書籍解説』という具体的行為事例から詳しく迫っていくことにしましょう。

 

ずば抜けた「情報整理力」はどのようにして生まれるのか?

まず彼を語る上での絶対に外せないキーワードは『伝達』だと思っていて、この伝達という行為は「①情報インプット→②情報整理→③情報理解→④情報アウトプットという順の流れで行われているモノだと僕は捉えています。

ある”モノ”について誰かにそれを分かりやすく伝えるためには、その”モノ”に対する自身の「理解度」とそれを他者に理解してもらえる「伝え方」が必要だと思っていて、その両点において彼はずば抜けて優れているのではないかと思うのです。

まずここではその前者、自身の理解度を上げる彼の「情報整理」の工夫を2つの観点から見ていきたいと思います。

 

「中田式」読書術&アウトプット術

これらの動画でそれについて詳しく述べられているのですが、テキストで簡単にまとめてみると

■インプットからアウトプットまでの流れ(例外アリ)

①まずは読む(1回目)
②線を引いていく(2回目)
③”すぐに”周囲の人に話す
④また線を引く
⑤ノート(or 本の見開き)に書く
⑥頭の中で整理
⑦ホワイトボードに書く
⑧動画撮影

 

■①〜⑧までの過程でのポイント

読書の捉え方:この一冊から全てを貰おう!という気持ちで読まない。いくつか学びをgetできればそれでいい!というスタンスを持つ。
本の選び方:ネットよりも「書店」がオススメ。最初から背伸びしない。各テーマの入りは「柔らかい」モノから読む。本選びは「物件選び」と同じ感覚。
目次:しっかりと見る。線も引く。目次で内容を想像してから読む。
ペンの色分け:「話の骨組み/追加情報/プチメモ」で色を分ける。
PDCA:完成までに伝達の①〜④をとにかく繰り返す。一度で完璧なモノを作ろうとしない。「ざっくり読む→ざっくり話す」のループ。「人に話す」ことがオススメ。「読む/喋る/書く」を1セットにするとより頭に定着しやすい。
鮮度:何かをインプットした際はできるだけすぐにアウトプットする。
ノート:理解し整理したモノをアウトプットする場所として捉えると有用。
制約の環境作り:紙の大きさを決めてその中に情報を全部入れる(ex.本の見開き、ホワイトボード)というルールにする。日時を決め、観覧ゲストを呼ぶことで「喋らざるを得ない」状況にする。

のような感じですね。ここまで明確に自分の中で「枠組み」「基準」「ポイント」を設計し、実践し、客観的に認知出来ている点が本当に凄い。これが彼の「情報整理力」の正体なのですね。。

 

彼を彼たらしめる最大のブランド力「話術」

そして次に見ていくのが前述での後者に当たる「伝え方」という行為の彼の凄さなのですが、その伝え方である「話術」こそが彼を彼たらしめている最大のブランドなのではないかと僕は思っています。

これらの動画では主に「話し方の極意」「プレゼンの極意」について語られているのですが、そこで紹介されている枠組みや実際のYouTube大学での動画を観た中で、特に僕が凄いなと感じた点を以下でご紹介していきます。

①翻訳力

これは彼が伝達の対象を「一般の方たち」としている『BtoC型Talker』であることに起因するのですが、ある情報をそれを知らないor興味がない人たちに伝達し、かつ理解してもらう為には「表現の噛み砕き」が必ず必要になってきますよね。その彼の「噛み砕き」に毎回僕は感銘を受けるのです。というよりむしろそれを“醍醐味”として彼の動画を観ていると言っても過言ではありません。

ではその「噛み砕く力」とは一体何なのでしょうか?僕の言葉ではそれを『各事物に対する抽象化力の高さ&抽象化数の多さとそれらの”共通項”を見つける力による翻訳力であると考えていて、簡単にいうと『例えを用いた言い換えが上手い』のです。

■上記動画での『噛み砕き』の例

試食コーナー→無料で商品を食べることができる場所→スーパーマリオで出てくる、コインが大量に出てきて一気UPできるブロック→商品が無料で次から次へと湧いてくる泉

試食コーナーがどんな場所なのか、マリオでの一気UPブロックがどんなモノなのかを知っているだけではなくて、その両者に共通していることは何か?ということを理解していないとこの例えはできないと思うのです。まさに僕が感銘を受けているのはその『引き出しの多さ』なのです。ある人の話が分かりやすいか否かは、その人の「例えを用いた言い換えが上手いか否か」にあると僕は思っています(ちなみに千鳥ノブ、霜降り明星粗品が持つツッコミのワードセンスの高さはこの力の高さにあると僕は考えています)。

②表現力

そして二つ目の彼の話術における凄いと感じる点は『落語家的演技力』です。この点がまさに「本要約系YouTuber」とは似て非なる部分だと思っています。「分かりやすい」だけでなく「面白い」という感想もあるのがその何よりの証拠ではないかと。彼の演技力を『落語家的』と表現したのは、落語が「一人何役をも演じる究極の話芸」だと捉えているからで、彼の動画では毎回かなりの確率で何役か演じる瞬間があるのです。それが凄く“憑依的”だから面白い。『半沢直樹』の影響を受けられてからはより一層顔の表情の豊かさが増したように思います。笑

『半沢直樹』が抜けきっていない状態であることを知った上でこの「自民党総裁選」の動画を観るとより一層面白いのでぜひ一度観てみて下さい。笑

「中田敦彦」の魅せ方

では続いて彼の「魅せ方」について見ていきましょう。まず一つ目に彼の魅せ方において凄いなと思うのが、自身の”個性”をヒット作にまでさせる『プロデュース力』です。彼の自身のプロデュースには2つの種類があると思っていて、それは『人間性』『強み』だと考えています。

■プロデュースのタイプ分け

①人間性:一貫した「彼を崇め奉る」スタイル
→例) 「武勇伝」「PERFECT HUMAN」「ULTRA TIGER」「中田大明神」etc…

 

②強み:「情報整理力」と「話術」によってなされる『伝達力』
→例) 「エヴァンゲリオン芸人」「しくじり先生」「中田敦彦のYouTube大学」etc…

このように全くもって方向性の違う2つの個性を共にヒット作にまでさせたのが凄い。

そしてもう一つ、彼のその『プロデュース力』を支える凄いと感じる魅せ方のポイントが『メリハリのあるビジュアル』だと考えています。

特にこの「XENO」「WinWinWiiin」が最たる例だとは思うのですが、彼の発信って凄くビジュアル的に見ていて心地良いんですよね。それはテレビの世界で生きてこられた、という部分はもちろんあるとは思うのですがそれも含めて「服装」「演出」「その他ビジュアル」に特に強く感じるのです。やはり「魅せ方」においては「ビジュアルの心地良さ」は重要な項目になるのではないでしょうか?

以上が僕が彼に感じた「魅せ方」の凄さです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

  • 「中田敦彦」を構成するブランド力は『情報整理力』『話術』である。
  • そのブランド力を支えているのは『プロデュース力』『メリハリのあるビジュアル』である。

と言えるのではないでしょうか。

 

以上が僕が思う中田敦彦さんの凄さ。次はどんなムーブメントを起こしてくれるのか。そんなワクワクを持ってこれから先も彼を見続けていければなと思っています。

 

 

 

 

以上でブランド人7人目の紹介となります。

この方の「ブランド力」を知ることで何か1つでもあなたのプラスになれるよう心より願っております。

 

 

最後に。僕が彼の動画の中で一番好きな動画と、彼が動画の終わりに毎回言う決め台詞を記して終わりたいと思います。

「人は何者にでもなれる、いつからでも」

 

 

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※参考文献:公式サイト YouTube「中田敦彦のYouTube大学」 YouTube「中田敦彦のトーク」 YouTube「RADIO FISH」

※アイキャッチ画像:「中田敦彦のしくじり武勇伝」サムネイルより引用




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当メディア《ブランド人図鑑》運営者。『ブランド人学のススメ』という本を創ることが夢。「人のブランド化」をキーワードに日々研究中。

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