『ブランド人化現象理論』を提唱します。

今回のこの記事では、僕が今考えている『ブランド人』という概念について掘り下げて言語化したモノをまとめた内容となっています。

「この人凄い!」と感じる時のその「凄い」という3文字の背景には何が存在しているのか?「魅力」という言葉の解像度を上げることはできないものか?今回はこのような視点から『ブランド人』について考えてみました。

定義

まずは『ブランド人』の定義から。当図鑑の「ようこそ!ブランド人図鑑へ!!」という記事でも紹介はさせて頂いていますが、改めて記しておくと

「その人が持つ”ブランド力”を何かの媒体を通して発信したorされて、それを受け取った受信者の中で神格化(=絶対的存在化)された人たち」

のことを『ブランド人』と定義しています。この『ブランド人』というネーミングに関しては「トム・ピーターズ」さん、「田端信太郎」さんが先駆的存在だとは思いますが、そのお二方の定めている定義と僕の捉えている定義は少し違うので別個の”概念”として捉えて頂ければと思います。

構成式

そしてその定義の下で、『ブランド人』が持っているであろう「ブランド力」

式:①個性(潜在的)×②デザイン(顕在的)=ブランド力

と2つの構成要素で捉えて考えてみました。

構成要素の細分化

そして構成式で設定した①と②のそれぞれの要素を僕が考えうる限りで細分化してみました。

個性(潜在性)の条件

①稀有な性格、人格
②理念・信条・世界観の所持
●「○○主義」の所持(=立場の明確化)…熱狂的信仰者やアンチの生まれやすさに繋がる。
③夢・理想の所持
●リーダーシップ性…「見えないモノ」を見て、進んでいくことができる力。
●同期化力…自分の夢をみんなの夢にしていくことができる力。
④純粋な熱狂の所持
●狂気度…どれだけ熱狂度合いが高いか。
⑤人間力の高さ
●倫理観の所持…人として守り行うべき道徳、善悪、正邪において普遍的な基準となるモノの考え方や捉え方を持っているか。
●自分コントロール力
・自己啓発力…自身の意思で自己の能力を開発したり、精神的な成長を目指したりすることができる力。
・自己把握力…自身の人生、自分の性格や性質、強みや弱みを把握し、上手くコントロールすることができる力。
・自己統制力…自身の日々の感情や行動を客観視して認知し、より良い状態にしていこうとする力。
⑥実行力・行動力の高さ
●言行一致度…口で言うことと行動とに矛盾がない度合い。
●有言実行力…口にしたことを何が何でも成し遂げる力。
●創造力・変革力の高さ…事前の不確実性と事後の常識性の間にある非連続性を飛び越えることができる力。
⑦知力の高さ
●観察力…目に見える部分を見抜く力。
●洞察力…目に見えない部分を見抜く力。
●先見性…先を見据える、見通す力。
●教養力…多角的視点で物事を見れる力。「思いやり力」に繋がる。
●論理的思考力…自分の頭の中で編集して、筋道立てれる力。
●柔軟性・適応力…様々な変化に対応できる力。
⑧話術の高さ
●傾聴力…相手の言いたいことを引き出せる力。
●説得力…相手を納得させたり、受け入れさせたりする力。
●TPOV力…人に教えることができる視点や技量の所持。
⑨専門性の高さ
●オタク度…一分野に対しての傾倒度合い。
●プロフェッショナル度…実績や経験値の多さや濃さ。他者評価の度合い。
・代名詞力…「○○と言えばこの人」的存在への近さ。
・一貫性や継続性の長さや高さ。
⑩コミュニケーション能力の高さ
●応援者・人との濃い繋がりの多さ。
●巻き込み力。
⑪ビジュアルの良さ
●顔立ち…黄金比、国民性。
●声質…周波数、音調。
●肉体…平均理想体型、国民性。

魅せ方(顕在性)の条件

①キャラクター力
●一貫性の持続。
●キャッチー度…取っつきやすさ、マネのしやすさの度合い。
②マーケティング力
●市場調査力…各市場の動向を把握する力。自身の立場を見出せる力。
●プロモーション力。ストーリーテリング力。
○プル戦略
・ロゴ/アイコンイメージ力。
・言語化/コピーライティング力…自身のキャッチコピーの創出力。
・ポートフォリオ力…自身の実績をアピールする力。
・ミニマリズム力…一点強調(伝えたいこと)の為に削ぎ落す力。
○プッシュ戦略
・メディア発信力…自身の発信で多くの人に影響を与えられる力。
●商品化力…自分に価値を付随させ売り出せる力。
③ビジュアル美意識度(=清潔感)
●髪や肌のケア。
●ボディメイク。

発生条件

『ブランド人』達が持つ「ブランド力」はこれらの各要素のどれかが突出したことによって生まれてくるのではないでしょうか。しかし重要なのは、その人の「ブランド力」に「凄い!」と魅力を感じ、その人は私にとっての『ブランド人』である、と認識するのはあくまで“受信者”だという点です。

つまり、どれだけある人の「ブランド力」が突出していようと、受信者が魅力を感じその人を神格化しないことにはこの『ブランド人化現象』は起きないのです。

では受信者がある人に対して魅力を感じ、神格化に至るか否かの“基準”は何か?もっと言えばどのような“条件下”であれば受信者はある人を自分の中に強く捉えるのか。そこについても僕なりに4つ考えてみました。

  1. 共感
  2. 自己理想の体現
  3. 新規性(=憧れ)
  4. 存在価値

この4つが僕の中で考える、受信者側の基準となり得る条件です。4つ全てを満たせば、ということではなくこれらのどこか1つでも該当していれば当現象は発生するのではと思っています。

共感

⇒同じ境遇、同じ状況、同じ考えなどによって生まれる感情。

自己理想の体現

⇒自分が理想としている生き方や生き様を既に体現して生きている人だと認識した時に生まれる感情。

新規性(=憧れ)

⇒自分には持っていないモノを持っている人に対して生まれる感情。

存在価値

⇒ある人の存在が自分にとってなくてはならない存在である時に生まれる感情。

まとめ

当現象発生の全体の流れを再度まとめてみると

  1. ある人の「ブランド力」が突出
  2. その「ブランド力」を何かの媒体を通して発信するorされる
  3. それを受け取った受信者の中で、特定の条件を満たした受信者が現れる
  4. その受信者の中で、ある人が神格化(=ブランド人化)される

という流れです。③→④に移り替わる時間の長さに関しては人それぞれだと思っていて、明確な時間を定めることは難しいと考えています。

 

 

いかがだったでしょうか。これが僕が今の段階で考えている『ブランド人化現象理論』です。

これはあくまで全て僕の考えであり仮説であり、答えではないので悪しからず。

もっと多くの人の研究、メディア論研究、心理学研究 etc…が必要だと思っているので、じっくりと時間をかけてこの現象の「真理」に近づけるよう精進して参りたいと思います。

ご読了ありがとうございました。

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当メディア《ブランド人図鑑》運営者。『ブランド人学』という学問を創ることが夢。「人のブランド化」をキーワードに日々研究中。

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