3人目は「ミニマリスト」として生きるしぶさん。
大量生産・大量消費の現代社会に生きる私たち。
そんな私たちこそこの生き方を知る必要があると僕は強く感じています。必見です。
プロフィール
☐1995年生まれ。福岡県出身。
☐大学進学を諦めフリーターだった19歳の時に「ミニマリスト」に初めて出会い、その後自身のブログをきっかけに独立。現在は(株)Minimalistの代表として活動中。
- ミニマリスト
- 「ミニマリズムの魅力を広める」を目的に事業を展開する(株)Minimalist代表取締役
- 事業①:ブログ、Twitter、YoutubeなどのSNSを使った広報活動
- 事業②:外部メディアのライター
- 事業③:イベント登壇、雑誌、TV出演
- 事業④:書籍の出版
- 事業⑤:商品開発、オリジナルブランドの立ち上げ
etc…
「ミニマリスト」という価値
みなさんは「ミニマリスト」と聞いてどんな”人”であるとイメージしますか?
僕は最初、

結論から言うとミニマリストというのは
人生におけるあらゆる「無駄」を徹底的にそぎ落とし
「最小限の大切なモノ」だけを残していく生き方
を追及し続ける人だと思っています。
では「ミニマリスト」を具体的な例を交えて見ていきましょう。
1.カネ・ミニマリズム(お金)
《無駄なコト》
- 常にある漠然としたお金への不安
ex)「あれも買わなきゃ…」「もっと稼がなきゃ…」という気持ち
- 貯金をして通帳を眺めるのが生き甲斐になること
《大切なコト》
- 自分が「これだけあれば満足できる」という基準を定めて把握する
ex)自分は毎月最低7万円稼げば生活できる!と把握する
- 生み出して余ったお金は「自分が”本当”に使いたいモノやコト」に使う
2.モノ・ミニマリズム(物)
《無駄なコト》
- 形ある物を持ち続けること
ex)現金を持つこと
- 「見栄」から生まれる物欲
ex)「他人からよく思われたい」という理由で服を買う
- 物の消費でストレスを発散させている
ex)給料日が来たからとりあえずショッピングへ行く
《大切なコト》
- 「シェア」や「レンタル」などの物を持たずに豊かになれるシステムを使う
ex)書店&カフェ。ファッションレンタルサービス。
- 増やしたり、減らしたりを繰り返し、悩み、吟味して「本当に自分に必要な物」が何かを見極めていく
- これからの投資になる物を増やす
ex)仕事をしていくためにMacbookを買う
- 消費する側ではなく生産する側に回る
ex)本や映画の感想をSNSに書く。
3.トキ・ミニマリズム(時間)
《無駄なコト》
- 消費にだけ時間を使う
ex)だらだらとテレビやYouTubeを見て過ごす
- 毎度物を選択するのに時間を使う
ex)毎日「どんな服を今日は着ようか?」と考えて服を選ぶ
《大切なコト》
- 時間を生み出すツールに投資をする
ex)お掃除ロボット。食洗器。洗濯乾燥機。
- 「物の消費=時間の消費」であることを知る
ex)数百円のモノの無料キャンペーンのためだけに1-2時間並ぶ
4.ヒト・ミニマリズム(人間関係)
《無駄なコト》
- 自分の意見を主張できず「八方美人」的に生き続ける
- 中途半端な人間関係の継続
ex)行きたくない飲み会への参加。浅い関係性。
- 1つの場所だけに依存し続ける
ex)1つのコミュニティだけに属し続ける
《大切なコト》
- 自分の持つ意見を主張すること
- 「嫌い」を明確にし「好き」を尊重する
ex)嫌いな人やタイプを確認したうえで好きな人との関わりを深くする
- 心の依存先を増やす
ex)自分の居場所といえるコミュニティーを複数持つ
5.コト・ミニマリズム(思考・行動)
《無駄なコト》
- あらゆる選択肢であふれている状態
- ただ闇雲に努力する
- 常識に縛られている
《大切なコト》
- 最小限な空間が没頭を生み出し、一点突破で結果を出せる
ex)プロ棋士を目指すために部屋に布団と将棋盤しか置かない
- 雑念がない状態を作る
ex)お金への不安を考えなくて済むように事前に計算し把握していおく
- 一点豪華主義(どこにお金をつぎ込むかを決める)
ex)愛用しているiPhoneは常に最新版にしておく。
- 選択肢を最低3つまでに絞る
- 努力をしない努力をする
ex)片付けが面倒→物を減らし部屋を散らかさない
- 世間の常識や自分の常識を常に疑う
- 人からの信頼を貯める
ex)有益な情報発信をしてフォロワーを増やす
ここまでの理論を打ち立てて実行したしぶさんは仏なのでしょうか。。。
持たない生活を心がけてから、むしろ今まで手に入らなかった本当に欲しい物に囲まれるようになりました。中途半端に手を出すから「物足りない」「あれも欲しい」と欲が散らかってしまう。足取り鈍る不要品に無頓着でいられるマインドのほうが、よほど無欲で怠惰。少なく絞るから、欲に忠実でいられる。
— ミニマリストしぶ (@minimalist_sibu) June 9, 2019
彼が今のこの形を確立するまでには3年という時間がかかっています。
「本当の自由」を手にするにはとてつもないレベルの
苦労や葛藤や悩みに打ち勝つ必要があった。
打ち勝つための手段に「ミニマリズム」という考え方を使ったのです。
打ち勝てる精神力。諦めない心。やり抜く徹底力。本当にスゴイ。
「自由」や「幸せ」を手にするって簡単なことではない。だからこそ努力する価値がある。
しぶさんからはそう教えてもらった気がします。
「ミニマリストしぶ」が広まったワケ
では「ミニマリストしぶ」はどのようにして多くの人に認知されていったのか?
それは
- 「ミニマリズム」は今の豊かで物で溢れる日本社会で「自由」に生きていくために必要な考え方であった
- その考えをブログやSNSで発信し続けたこと
- 彼の考えを全て詰めた著「手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて自由になる50の方法」が多くの人の手に渡ったこと
- 「ミニマリズム」は誰もがいつでもどこからでも初めることのできる考え方
という4つのポイントが要因でしょう。
先駆者である彼が”発信”していくことで僕のように新しく「ミニマリズム」を知る人たちがドンドンと増えていったのです。
それこそがまさに(株)Minimalistの理念。。ステキすぎる。。。
これからもっと日本に「ミニマリズム」が広がるといいなあ。
ミニマリストしぶをもっと知りたい方へ
ここでは今までご紹介してきたミニマリストしぶを「もっと知りたい!」という方に向けて
彼の凄さがわかる記事やSNSをここに載せておきますのでぜひ見てくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
- ミニマリストを生み出したモノは「本当の自由を手にするためにあらゆる無駄を徹底的にそぎ落としていった」こと
- 多くの人に認知してもらえたのは「新しい生き方の先駆者」として多くのメディアで発信し続けたから
これが澁谷直人さんがブランド化した「ミニマリストしぶ」という存在なのかと。
僕たちが今生きる「日本」という国はとても豊かで平和な国です。
ただし豊かであるということは同時に
「多くの選択肢」と「多くの物」を生み出す。ということでもあるのです。
「やりたいことが見つからない」とか「物欲を満たしてもどこか物足りない」とか思ったことはないでしょうか??
やりたいことを探すのではなく「やりたくないことを探す」
ただ物欲を満たすのではなく「本当に必要な物以外を捨ててみる」
という逆の発想である「ミニマリズム」こそが『本当の自由』を手に入れるヒントになるのかもしれません。
ぜひお試しあれ。
以上でブランド人3人目の紹介となります。
この生き方を知ることで何か1つでもあなたのプラスになれるよう心より願っております。
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※参考文献:『ブログ「ミニマリストしぶのブログ」』『しぶのTwitter』『書籍「手ぶらで生きる。見栄と財布を捨てて、自由になる50の方法」』『しぶのYouTube』
※アイキャッチ画像:ブログ「ミニマリストしぶのブログ」より引用
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