5人目は「メモの魔力」で一気にその名が知れ渡った前田裕二さん。
僕に絶大なる影響を与えてくれた、感謝してもしきれない最強のブランド人です。
この人の生き方。マジで必見です。
目次
プロフィール
参照:まるごと芸能ニュース.comより
❏名前:前田 裕二(まえだ ゆうじ)
❏1987年生まれ。東京都出身。
❏早稲田大学を卒業後、外資系投資銀行のUBS証券株式会社に入社し、その後UBS Securities LLCに移りニューヨークで活躍。その後株式会社DeNAに入社しライブストリーミングサービス「SHOWROOM」を立ち上げ、その2年後にSHOWROOM株式会社を設立し、SHOWROOM株式会社代表取締役社長として現在に至る。
- SHOWROOM株式会社代表取締役社長
- 日テレ『スッキリ』火曜準レギュラー
- TOKYO FM『SHOWROOM主義』パーソナリティー
- 著書『人生の勝算』『メモの魔力』
- オンラインサロン『メモ魔塾』
「前田裕二」という価値
今や「時の人」となった前田さん。
今や「メモの魔力」は”就活の教科書”になったのではないかと感じるぐらいに同年代の多くの人に浸透していて、日々彼の影響力を肌で感じています。

では一体なぜ彼にこれほどの影響力があるのか?一体どんな人なのでしょうか?
結論から言うと前田さんは
先天的な環境ではなく、後天的な努力によって自分の人生を形作っていける生き方を証明し続ける人
だと思っています。
「人生賭けて証明する」ってカッコ良すぎませんか。。。
彼の生き様から得られることは本当にたくさんあります。じっくりと彼の生き様を見て、学んでいきましょう。
先天的な環境との闘いで生まれたモノ
みなさんは彼の生い立ちを知っているでしょうか?
彼の生い立ちこそ今の彼の大事な礎を築いたと言っても過言ではないでしょう。
物心ついたときには既にいなかった父、8歳の時に亡くなった母。
お金の不自由さに大きなコンプレックスを持っており、その時から始めた路上での弾き語り。
そこでの経験が人生とビジネスの本質を教えてくれた。彼の大きな大きな原体験です。
彼のこの先天的な苦しい環境はまさに
PDCA(=目的達成の為の継続的な改善活動)し続けるのが当たり前にある環境下での生活
だったと言えるでしょう。
どうすれば弾き語りでお金を頂けるのか。
どうすれば道行く人たちの足を止めることができるのか。
お客さんの目線に立ち、あらゆる仮説を立て、すぐに実行に移す。
そしてその実行で得れた結果からさらに次の良い作戦を立てて実行にまで持っていく。
それによって少しずつ着実に結果が出ていくことに「楽しさ」を感じ始め、さらに試行錯誤を重ねていく。
彼の伝説はこの小学6年生の時に始まりを告げたのです、、、!
『メモ』という行為の発生
彼はこのPDCAのサイクルを回すための手段としてノートにメモを取っていました。
そう、彼の代名詞とも言える『知的生産メモ』はこの時から始まっていたのです。
僕たちも普段何か大事なことや忘れてはいけないことがあれば、デジタルであれ紙であれ何かにメモを取りますよね。
ただ、僕たちが彼のように「アイデア」を出すためにメモを使うようになったのはいつ頃からでしょうか?
僕は大学に入って初めてそのような使い方を経験したのですが、皆さんはどうでしょうか?
彼の場合はそれを小学6年生の時にしていたんですよね。
「たくさん取って綺麗に見せる」ことから始まったメモ。
それが今や、彼にとってメモというのは人生の数々の困難を共に乗り越えてきた相棒であり、メモをするというのは息を吐くことと同義であるレベルにまで到達したのです。
まさに『メモ』は彼の人生においてなくてはならない存在であると言えるでしょう。
メモによって生まれた「人間性」
僕としてここで思うのが、息を吐くのと同じレベルでメモを取るのが当たり前になると
・常に学び続ける貪欲な姿勢
・驕らずに謙虚でい続けられる姿勢
が人間性として備わっていくのではないか?ということです。
『メモ』によって、何に対しても誰に対しても「学びはどこにあるだろうか」という視点を常に持てるようになることによって「謙虚で貪欲」という最強の人間性が前田さんには備わったのではないかと思うのです。
「事実→抽象化→転用」という概念の発明
そして、そしてですよ。。。
僕が本当に凄いなと思う彼の最大のポイントは
『事実→抽象化→転用』
という彼の知的生産メモ術におけるこの最大の枠組みの発明でしょう。
これの何が凄いのかというと一言で言えば
『とてつもなく潜在的な概念を言語に完璧に落とし込み枠組みとして成立させた』
ことだと僕は思っています。
実は僕たちは日々日常を過ごす中で無意識に、かつ無数にこの「事実→抽象化→転用」を利用している生き物だと思うんですよね。
「例えばさ….」「あ、その考えってこれと組み合わせたりしたら面白くない?」
なんて会話をしたことはありませんか?そうまさにこれです。
この構造を言語レベルまでに落とし込んで引っ張り上げたのが本当に凄いなと。
まさにこの発明は「メモ」という計り知れない努力の結晶から沁みだしてきたモノだったのではないかと僕は思っています。
今では著『メモの魔力』はもう49万部。。この枠組みの革命さがどれほど大きかったかが分かりますよね。。。
メモから生まれた「人生のコンパス」
そしてもう一つ、彼が大事にしている考え方に「人生のコンパス」というモノがあります。
「人生のコンパス」というのは言い換えれば「人生の価値観の指針」であり『自分の人生における幸せの価値観を決めること』であるとも言えるでしょう。
この「人生のコンパス」を持っているかいないかで、一度きりの人生における「熱狂度」や「幸福度」は変わってくるのだと。
身近な人の死を経験することによって生まれた強い”死生観”。
その死生観は”人生には終わりがある”ということを肌で教えてくれた。
だからこそ1日1分1秒を無駄にしたくない。密度濃く生きていたい。と。
彼の就活時に書いた自己分析ノートは30数冊。
僕たちは自分のことについて30数冊も向き合うことなんてできるのでしょうか?
心の奥底からの「やりたいことを見つけてやる」という強い意志で、彼は「人生のコンパス」を見つけようとしていたのです。
そうして辿り着いた『SHOWROOM』という事業。
SHOWROOMを通して、そして自分の人生を通して、
『情熱や努力次第で自分の人生を形作っていける生き方を証明し続けること』
こそが彼の”人生のコンパス”となり”人生の勝算”となったのです。
前田裕二の魅せ方
ではそんな中で彼の存在が多くの人に広がっていった理由は何なのでしょうか?
僕の中での答えは大きく分けて2つで
- 最強のアイドル的人間性
- “共創”の距離感
かなと思っています。
1.最強のアイドル的人間性
僕の中で、みんなにとっての前田さんはもはや「アイドル」的な存在になっているのではないかと思っています。
ぜひ一度彼のTwitterのタイムラインを見てみてください。
みんなから愛される物凄く”暖かい”モノを感じられることでしょう。
それはビジュアル、声、言葉の表現、キャラ、物事に対する姿勢などのあらゆる要素が重なりに重なり合って生み出された“像”なのかもしれません。
テレビ出演が多いのにはこの「最強のアイドル的人間性」が起因しているのかもしれません。
また、彼のその魅力的な人間性は多くの影響力のある人たちも惹きつけていると思っていて
努力も桁外れ、思考の深さもダントツ、いやらしくない人たらしでスタートアップが組めなそうな相手にもガンガン好かれてビジネスが前に進む、です。
人間としては会って話すだけで速攻で大好きになってしまう人です。誰かの悪口も言わないし、素直で真っ直ぐ、論理的に… https://t.co/aBCBEYmNau
— けんすう@マンガサービスのアル (@kensuu) January 12, 2020
前田裕二って、一緒に働いてみて、本当にこの表現のままの人で。
天才肌と思ってたけど実は超努力してて。しかもほんっと人たらしなんで笑、力になりたくなっちゃうんですよね。僕ももっともっと努力しなきゃ。 https://t.co/NQihAofFDJ
— 唐澤 俊輔 | SHOWROOM COO (@karacchi_) January 13, 2020
ゆーとゆーじと!
楽しかった! pic.twitter.com/4mswPi4lOl— 箕輪オンライン厚介 (@minowanowa) December 17, 2019
という風に。これは本当に一例でしかありません。
『いやらしくない人たらし』って言葉はまさに彼の唯一無二の人間性を表すキャッチコピーと言ってもいいかもしれません。
2.”共創”の距離感
そしてもう一つの大きなポイントは「彼と彼のフォロワー(単にフォローしているだけの意味ではない)との距離感」なのではないかと思っています。
https://twitter.com/UGMD/status/1184033057650573313?s=20
まさにこのツイートにそれは集約されていると思っていて、彼からは自分が『絶対的な何者かだ』というスタンスではなくむしろ
『みんなと一緒に‟自分”を創り上げていく世界観』
が物凄く感じ取れるんですよね。
まさに自分のメディア化であり、自分のコンテンツ化であるなと。
https://twitter.com/ugmd/status/1227206775448862720?s=21
これなんてまさに圧巻。。ここまで考え抜けるのか。。。
もう熱狂的なファンが増えない訳がないんですよね。笑
なるべくしてなった最強のブランド人なんだと。そう思っています。
前田裕二の凄さをもっと知りたい方へ!
ここでは今までご紹介してきた前田さんを「もっと知りたい!」という方に向けて
彼の凄さや文脈がわかる記事やオススメ動画をここに載せておきますのでぜひ見てくださいね!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
- 「前田裕二」を生み出したモノは「先天的な環境下から生まれたメモと共に歩んだ圧倒的な後天的努力」だった。
- 多くの人に認知してもらえたのは「後天的努力から生まれたアイドル的人間性と姿勢が人を魅了していった」から。
と言えるのではないでしょうか。
これが前田裕二さんのブランド化された「メモ魔前田裕二」という存在なのかと。
僕の中では彼は『現代偉人』だと言えます。。
以上でブランド人5人目の紹介となります。
この生き方を知ることで何か1つでもあなたのプラスになれるよう心より願っております。
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※参考文献:『書籍:人生の勝算』『書籍:メモの魔力』『前田裕二のTwitter』
※アイキャッチ画像:「type」より引用
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